国語の説明的文章と文学的文章の読み方のコツは?

国語の読解問題が苦手な人もいるのではないでしょうか?

実は、私も昔は国語の読解問題が苦手でした。

しかし、いろいろな問題集を解いていくうちにどのようにして文章を読むことが大事か分かるようになりました。

実際、私はその読み方にしてからは読解問題の点数は上がりました。

また私が高校生の時、この読み方に変えたことである模試では、県内で2桁の順位になったこともありました。

そこで今回は、説明的文章文学的文章読み方のコツを紹介したいと思います!

国語の問題を解く

時間配分

国語は時間との勝負です。

そのため、時間配分をあらかじめ決めておくと良いと思います。

高校受験での国語はだいたい50分~60分の試験が多いかと思います。

50分として考えた場合、漢字や文法問題、作文問題、聞き取り問題などで半分の時間くらいとられてしまうかと思います。

そのため、説明的文章と文学的文章に割ける時間は、25分ほどしかないことになります。

その中で読み、問題を解かなければなりません。

説明的文章15分文学的文章10分で解くのが目安として良いと思います。

文章は先に読む

国語の読解問題を解くとき、おそらくこの2種類のパターンに分かれるのではないかと思います。

  1. 先にある程度問題を把握してから、文章を読むパターン。
  2. 先に文章を読んでから、問題に取り掛かるパターン。

皆さんはどちらでしょうか?

私は、国語が苦手だった時1のパターンで解いており、そのあとは2のパターンで解いています。

そのため、私がオススメしたいのは2のパターンです。

「でも、最初に読んだら内容を忘れてしまって分からなくなってしまう。」と思うかもしれませんね。

しかし、忘れてしまっても大丈夫です!

そもそも一言一句内容を覚えることなんてできないと思いますしね!

「じゃあ、意味ないじゃん。」と思いますよね。

では、なぜ2のパターンがオススメなのかと言いますと、それは内容を大雑把に把握するためです。

それができているかできていないかでは後の問題の取り組み方に違いが出てくると思います。

例えば、映画を見た後にどんな内容だったか聞かれたとき、別に一言一句セリフを覚えてなくても話すことができると思います。

それは大雑把に内容を理解しているからだと思います。

全体を把握できていれば、答えの根拠がどこに書かれていたかが見つけやすくなるわけです。

一度一通り文章を読み、その後に問題と答えの根拠となる部分を照らし合わせながら問題を解いていけると良いと思います。

文章は鉛筆を持ちながら読む

先ほど、あらかじめ読んでから問題に取り掛かる方が良い理由をお伝えしましたが、ただ流し読みするのではなく、大事な部分に線や記号を書きながら読むことが大事だと思います。

一度読んで、いざ問題に取り掛かろうとした時、

「さっきここの答えの根拠見つけたけれどどこに書いてあったっけ?」となっては困りますよね?

時間のロスにもなってしまいます。

そうならないためにも、しっかりと線や記号を付け問題を解く際にすぐに見つけられるようにしておいた方が良いと思います。

しかし、どこに線や記号を書いたらいいのか分からない人もいると思います。

そのことについては、『説明的文章編』と『文学的文章編』で加えてお話ししたいと思います。

説明的文章編

説明的文章とは

説明的文章は評論文とも呼ばれます。

筆者がある話題に対して、どういった考えを持っているかを述べている文です。

文章中にはなかなか聞きなれない言葉もあるため、読みづらくなっている傾向にあります。

説明的文章の読み方

では、説明的文章はどのようなことに注意して読むべきなのかを話したいと思います!

ポイントは「指示語」「接続語」「筆者の意見」「段落」だと思っています。

特に、筆者の意見を読み取ることは重要だと思います。

それでは一つ一つポイントの説明をしたいと思います。

指示語内容を言えるように

「指示語」とは、字の通り「指し示す言葉」のことです。

「こそあど言葉」とも言います。

「こそあど言葉」とは、「これ」、「それ」、「あれ」、「どれ」から来ています。

指示語内容を理解していることで文章の解釈の手助けになります。

そのため、指示語には印をつけておくと良いと思います。

私の場合は、指示語には〇で囲み、その指示語内容には波線を引いていました。

そうすることで、内容が理解しやすくなると思います。

でも、指示語内容がどこに書かれているのか分からないという人もいると思います。

指示語内容は、基本的に指示語の直前の文に出てくると言われています。

しかし、直前の文ではなくもっと前の文に出てくることもあります

そのため、指示語内容を探すときは直前の文から探していき、無ければさらに前に遡って探すと良いと思います!

「直後にはないの?」と思うかもしれませんが、経験上、指示語の直後に指示語内容が出てきたこともありますが、ほとんど出会ったことはありません。

それなので、基本的には直前だと思ってくれると良いと思います。

接続後を□で囲む

接続語とは、文章同士あるいは語句同士を繋げる役割がある言葉です。

例えば、「そして」や「しかし」のようなものです。

中には、学校で接続後には印をつけておくように言われたことがある方もいるかもしれません。

しかし、私もそうでしたが、どの接続語に印をつけるなのか悩んだことがある人もいるのではないでしょうか。

そこで今回はどんな接続詞が重要で、印をつけると良いのかをお話しします。

まず、私は接続語は指示語と区別するために□で囲っていました。

しかし、すべての接続語に□で囲っているわけではなく、大事な接続語に□で囲っていました。

では、どんな接続語が大事なのでしょうか?

それは、筆者の意見が後ろに書かれている接続語です!

私は「逆接の接続詞」、「言換の接続詞」、「説明の接続詞」を中心に□で囲っていました。

もちろん他にも囲ってはいましたが、中心的に囲っていたのは上の3つの意味を表す接続語です。

「逆接の接続詞」「しかし、だが、ところが」のようなものです。

「言換の接続詞」「つまり、要するに」「説明の接続詞」「なぜなら、というのも」のようなものです。

「逆接の接続詞」を使った例文を一つ上げると、

「地球は丸い。しかし、実は地球は四角いのだ。」

この場合、「地球は四角い」というのは意見になりますよね。

このように「逆接の接続詞」の後ろには筆者の意見が来ることが多くあると思います。

「言換の接続詞」は筆者の言いたいことを一言で言い表すときに使われることが多いと思います。

どの接続語に□で囲ったらいいのか分からない場合は、まずは上に挙げた接続語に□で囲ってみてはいかがでしょうか?

筆者の意見に線を引く

説明的文章を読むとき一番大事なのが筆者の意見を読み取ることだと思います。

そのため、筆者の意見には線を引いておくと良いと思います。

私は傍線を引いて、指示語の波線と分けていました。

筆者の意見の書かれている場所が分からない方のために、筆者の意見が書いてあるところをお教えしたいと思います!

最初の一文

最初の一文はその文章のテーマになることが多いので、線を引いておくと良いと思います。

そのテーマから外れた内容を展開していくとは考えにくいので、そのテーマを意識しながら読むと、内容を理解しやすいかと思います!

最後の段落

最後の段落は筆者の意見の塊と言っても過言じゃないと思います。

私は、最後の段落はほぼ線を引いていました。

それだけ重要な段落だと知って頂けたらと思います。

意味段落の最初の文

意味段落とは、意味ごとに分けられた段落です。

意味段落の初めの文は、筆者の伝えたいテーマが書かれていることが多いと思います。

そのため、意味段落ごとの最初の文にも線を引いておくと良いと思います。

意味段落の見分け方は、後の「段落の関係」でまとめて話したいと思います。

筆者の意見はほかにも書かれているところはありますが、私は今挙げた3カ所は最低限線を引くようにしていました。

段落ごとの要約

要約と言っても、大事なワードをメモする程度と考えて頂けたらと思います。

私は、筆者の意見が多い段落の上には、すぐ答えの根拠を見つけられるように、キーワードのようなものをメモしておくようにしました。

そうすることによって、根拠を手早く見つけることができると思います。

段落の関係

段落は2種類に分けられることをご存知でしょうか?

それは形式段落意味段落の2つに分けられます。

形式段落は、文章で1ます下がった部分で見分けることができます。

そのかたまりごとを形式段落と言います。

意味段落は、先ほど少し説明しましたが意味ごとに分けられたものです。

意味段落はパッと見ただけでは判断することが難しいです。

しかし、段落の関係性を理解するには意味段落に分けられることが大事になってきます。

では、意味段落はどのようにして見分ければいいのでしょうか?

まさに上のような文が意味段落の区切り目だと思っていいと思います。

意味段落の変わり目は、問題提起の形になっていることが多く「転換の接続詞(では、ところで、など)」も見分けのポイントです。

また、最後の1,2段落は筆者の意見とまとめの文になりこれも意味段落のまとまりとなります。

そのため、だいたい意味段落は3~4つの少ない段落構成になることが多いと思います。

段落ごとの構成が分かるように、形式段落ごとにメモしておくと意味段落も見つけやすくなると思います。

また、意味段落ごとに内容を理解しておくことで答えを見つけるのも早くなるかもしれません。

キーワードには印を

また、文章中に頻繁に出てくる言葉には〇で囲み、大事な文には「」で強調するようにしていました

なぜかというと、キーワードとなる言葉は問題で出題されやすいと思うからです。

その言葉自体が問題にならなくても、その言葉をどのような意味で使っているかという問いが出る可能性もあるので、チェックしておくと良いかもしれません!

文学的文章編

文学的文章とは

文学的文章とは小説文、物語文とも呼ばれたりします。

比較的読みやすく、内容が理解しやすい文となっています。

文学的文章の読み方

文学的文章は「登場人物」、「場面」、「心情」、「比喩表現」に着目して読むと良いと思います。

それぞれのポイントについて説明したいと思います!

登場人物を把握する

小説と言えば、登場人物が登場することが多いと思います。

そのため、文学的文章では、登場人物や主要人物と他の登場人物との関係性を把握していることが大事になってくると思います。

私は、登場人物には〇で囲み登場人物の関係性については文の最初に書かれていることが多いあらすじ文で把握するようにしました。

あらすじ文って何って思った人もいるかもしれませんね。

小説文の初めによく□で囲まれた部分がありませんか?

それがあらすじ文です。

そこにどんな人物が登場して、登場人物同士の関係がどうで、今どういった状況にあるのかを丁寧に書かれているかと思います。

意外とここの部分を適当に流している方もいるのではないでしょうか?

しかし、あらすじ文はそのあとの読解に大きく関わってくると思うのでよく読んだ方が良いと思います。

中には、□で囲まれたあらすじ文がないこともありますが、その時は文章外にあらすじが小さく書かれていることもあるので、ある場合は見ておくと良いと思います!

場面を把握する

場面とは、その小説の「時代、時間」、「場所」、「人間関係」などの設定のようなものです。

そして、この場面の切り替わりを読み取ることが心情の変化を読み取るのに大事なものになってきます。

例えば、皆さんは学校で勉強している時と、部活をしている時、あるいは家でくつろいでいる時、少なからず気持ちの変化があると思います。

つまり、場所や環境が変わると心情も変化するわけです。

それは、小説の中でも同じになります。

場所や時が変化することで、登場人物の心情も変化してくることになります。

登場人物の心情を問われる問題は多いと思うので、場面の変化を意識できると良いと思います。

登場人物の心情を捉える

私が文学的文章を読むときに一番大事だと思うのはこれです。

登場人物、主に作品中の主要人物の心情を正しく捉えることだと思います。

登場人物の心情は直接的に書かれていることもありますが、会話文や動作など間接的に書かれていることもあります

そして、心情を捉える時に大事なのが根拠をもって判断することです。

「ありがとう」という感謝の言葉も場面や状況によってはさまざまなとらえ方ができると思います。

例えば、「ありがとう!」と「ありがとう…」これだけでもイメージが変わると思います。

最初の「ありがとう!」は嬉しいんだなというイメージが強いかもしれませんし、「ありがとう…」ではあまりうれしくなさそうだなと思うかもしれません。

常に登場人物の心情は根拠をもってこうであると言えることが大事だと思います。

そのために、直接的な表現からだけでなく、会話文や動作からも登場人物の心情を読み取れるようにしておくと良いと思います。

心情部分だと思うところは線を引く習慣をつけておくと良いと思います。

比喩表現にはチェックを

比喩表現とは例えのことです。

直喩や暗喩、擬人法などさまざまな表現技法があります。

比喩表現があるところは作者の思いが詰まっているところだと思います。

そのため、問題として出題もされやすいのではないかと思います。

私の場合は比喩表現には波線を引くようにしていました

「まるで~のように」のような比喩表現には波線を引いておくと良いかもしれません!

文学的文章を読むときの注意

文学的文章は読みやすい分、感情移入がしやすくなっています。

そのため、主観的になってしまい、この小説はこういった内容だと思い込んでしまう傾向があると思います。

そうすると実は悲しい内容だったのに、楽しい内容だと思い込んでしまったということにもなりかねないのです。

私の場合、感情移入してしまったことで、後の問題が全滅になったこともあります。

そうならないためにも客観的に読み、冷静に心情を根拠をもって判断できると良いと思います。

主観的に読みたくなる気持ちも分かりますが、あくまで問題を解いていることを忘れず、客観的に読むようにしましょう!

まとめ

今回、国語の現代文の読み方について紹介しました。

ここで、もう一度説明的文章と文学的文章の読み方についてまとめておきたいと思います。

(説明的文章)

  • 指示語を〇で囲み、指示語内容に波線を引く。
  • 接続語に□で囲む。逆接の接続詞や言換の接続詞、説明の接続詞を囲むと良い。
  • 筆者の意見には線を引く。
  • 段落ごとに要点をまとめる。
  • 段落の関係性を意識しながら読む。
  • 頻繁に出てくるワードや大事な文には印をつける。

(文学的文章)

  • 登場人物やその人物像、登場人物同士の関係性をあらすじ文から把握する。
  • 場面の変化を意識して読む。
  • 登場人物の心情を動作や会話文からも読み取る。
  • 比喩表現には線を引いておく。

私自身上のようなことを意識しながら読むようにしてから、国語の点数はグーンと上がりました。

国語は急には点数が伸びない教科だと思います。

しかし、読み方を訓練すれば上がるのではないかと思っています。

国語が苦手な人に参考にしていただけたら幸いです。

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